米Apple Computerは7日、Mac OS X 10.5“Leopard”をサードパーティ・デベロッパーにプレビューしたと発表した。製品は2007年春に出荷の予定。
Mac OS X 10.5“Leopard”では、バックアップツール「Time Machine」を新機能として搭載。ファイルの自動バックアップにより、削除したファイルや過去のファイルについても、時間軸や使用したアプリケーションなどを基点にした検索により、容易に復元できるとしている。
また、仮想デスクトップ環境の「Spaces」機能を搭載。複数のアプリケーションをグループ化し、目的に応じた仮想デスクトップを瞬時に切り替えることが可能となる。このほか、64bit CPUのフルサポートや、ベータ版として公開されている「Boot Camp」の改良によりIntelベースのMacでのWindowsの動作に対応。iChatやMailなど各種アプリケーションの機能強化も行なわれる。
Appleのスティーブ・ジョブスCEOは、「Time MachineやSpacesといった画期的な機能は、Mac OS Xが業界を牽引する先進的なオペレーティングシステムであることを表わす好例だ。数年前に出荷したOS Xの機能をMicrosoftが真似しようとしている間に、我々はLeopardでさらなる進化を遂げる」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.apple.com/jp/news/2006/aug/08leopard.html
( 三柳英樹 )
2006/08/08 18:32
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