全国銀行協会は、2006年4月から6月における、預金の不正引き出しに関する被害状況を発表した。調査は、全国銀行協会に加盟する正会員・準会員184行を対象に実施したアンケートをまとめたもの。
それによれば、インターネットバンキングにおける不正引き出しは6件発生し、被害総額は1,000万円に上った。なお、2006月1月から3月までは、3件の不正引き出しが確認され、被害金額は400万円だった。
また、銀行預金口座が不正利用されたことに伴い、口座を利用停止させたのは10,218件、強制解約させたのは8,149件に上った。口座の不正利用とは、ヤミ金融業者の返済金振込口座や、いわゆる“オレオレ詐欺”における振込口座などに、銀行預金口座が利用されることが含まれる。
そのほか、偽造キャッシュカードによる預金の引き出しは97件に上り、被害総額は6,500万円、盗難キャッシュカードによる預金の引き出しは1,250件に上り、被害総額は5億9,500万円に達した。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.zenginkyo.or.jp/stat/yokashi/index0155.html
( 増田 覚 )
2006/08/17 15:59
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