米YouTubeは22日、「ブランドチャンネル」「参加型動画広告(Participatory Video Ads:PVA)」という2つの新しい広告戦略を発表した。ブランドチャンネルを最初に活用したのはWarner Bros. Recordsで、同日発売されたパリス・ヒルトンのデビューCD「パリス」のプロモーション動画などを公開している。
ブランドチャンネルは、その名の通り“ブランド”を全面に押し出した広告チャンネルをYouTubeに開設し、動画を公開できるというものだ。ブランドチャンネルのページは広告主が自由にデザインをカスタマイズでき、標準的なコミュニティ機能も備える。
一方のPVAでは、YouTubeのすべてのコミュニティ機能に対応した動画広告を公開できる。視聴者は動画広告に対して、通常の動画と同じようにレーティングや共有、サイトへの動画の埋め込み、お気に入りへの登録などを行なえる。パリス・ヒルトンも、PVAによるYouTube向けのオリジナル動画を用意したという。
これらの広告戦略は、YouTubeが従来行なってきたバナーなどによる広告事業を補うものとなる。広告主にとっても視聴者にとっても受け入れられる広告プラットフォームを目指すとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.youtube.com/press_room_entry?entry=RZs9p25QDCY
The Official Paris Hilton YouTube Channel(英文)
http://www.youtube.com/parishilton
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( 永沢 茂 )
2006/08/23 16:37
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