マイクロソフトは25日、8月の月例パッチ「MS06-042」の修正版をリリースした。MS06-042の適用により、Internet Explorer Service Pack 1(IE6 SP1)に発生する不具合を解消するもので、対象OSはWindows XP SP1およびWindows 2000 SP4。
マイクロソフトでは、8月9日に公開した月例パッチのMS06-042について、適用した場合にIE6 SP1が予期せず終了する不具合が発生するとして、MS06-042の修正版をリリースすることを公表していた。修正版は8月23日公開予定となっていたが、テスト過程で問題が発見されたとして公開が延期されていた。
この問題については、MS06-042を適用した場合にIE6 SP1に新たな脆弱性が発生してしまい、さらにその脆弱性の悪用も可能であることがセキュリティベンダーなどによって指摘された。Windows XP SP2(IE6 SP2)ではこの問題は発生しない。
今回リリースされた修正版のMS06-042ではこうした問題を修正した。マイクロソフトでは、修正版のMS06-042は新たな脆弱性への対応を行なっているものであり、IE6 SP1環境のユーザーに対して早急に修正版パッチを適用するよう呼びかけている。
関連情報
■URL
MS06-042
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms06-042.mspx
マイクロソフト セキュリティアドバイザリ
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/923762.mspx
マイクロソフト日本法人のセキュリティチーム公式ブログの記事
http://www.exconn.net/Blogs/team02/archive/2006/08/25/16231.aspx
Microsoft Security Response Center公式ブログの記事(英文)
http://blogs.technet.com/msrc/archive/2006/08/24/449860.aspx
■関連記事
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( 三柳英樹 )
2006/08/25 11:44
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