日経マーケット・アクセス(日経MA)は、「動画サイト利用実態調査」の調査結果を公開した。同調査によれば、動画配信サイトの認知度では「GyaO」が1位となり、前回調査時に1位であった「Yahoo!動画」を逆転したという。
動画サイト利用実態調査は、7月20日から7月21日の2日間にかけて、インターネット調査会社であるマクロミルのパネルを対象として実施されたもの。有効回答数は、男女ともに2,500人の合計5,000人。
動画配信サイトの認知度についてはGyaOが1位となり、2005年11月に実施した同調査で1位となっていたYahoo!動画を逆転する形となった。同社によれば、前回調査との比較でGyaOが認知度を示すスコアで190.05ポイント上昇した55.70ポイントとなり、Yahoo!動画は48.78ポイントと7.08ポイントの差をつけたという。なお、2位以下はYahoo!動画、BIGLOBEストリーム、BB@nifty、スカパー!BB、MSNビデオと続く。
また、利用度についてもGyaOが1位で、以下Yahoo!動画、MSNビデオ、バンダイチャンネル、BIGLOBEストリーム、ShowTimeと続く。利用度については、GyaOの増加率は5.43ポイントに留まったが、Yahoo!動画が7.01ポイントと増加率では1位となる結果となり、無料動画コンテンツの増強や広告型ビジネスモデルへの転換が影響していると分析している。
このほか、ユーザーの満足度についてはバンダイチャンネルが1位となり、GyaOは2位に留まった。3位以下はMoviesquare、アニメイトTV、AII、東映アニメBBとと続いているほか、7位に東映特撮BBが、10位にアニメBBがランクインしており、アニメ系コンテンツを多く配信するサービスが満足度を得られやすい結果が見られた。
なお、テレビ局が運営する動画配信サービス6サービスは、第2日本テレビが認知度で16.30ポイントの10位となったほかは圏外であった。また、利用度では第2日本テレビが8位となったものの、満足度では第2日本テレビも圏外となり、テレビ局運営の動画配信サービスは1件も上位10位にランクインせず、GyaOやYahoo!動画といった動画配信サービスに大きく差を付けられている結果となった。
関連情報
■URL
日経マーケット・アクセス
http://ma.nikkeibp.co.jp/
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( 大久保有規彦 )
2006/08/30 14:00
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