Winnyなどによる情報漏洩対策技術の開発に16億円、総務省の概算要求

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Winnyなどによる情報漏洩対策技術の開発に16億円、総務省の概算要求

　総務省は30日、2007年度予算の概算要求を発表した。一般会計の要求総額は16兆5,415億円で、地方交付税等財源繰入や恩給費などを除く政策的経費は4,111億円。このうち、u-Japan政策の推進については、主要事項で577億円を計上している。

　u-Japan分野では、「情報漏洩対策技術の研究開発」として16億円を新規に計上。この項目については、Winnyなどのファイル共有ソフトを通じた情報漏洩などが社会問題となっていることから、情報の適切な管理技術、漏洩情報の流通停止の容易化を図る技術など、情報漏洩の被害を最小化する技術を開発するとしている。

　この他の項目では、電子タグ技術や次世代バックボーン技術などのユビキタスネットワーク技術の研究開発等に64億5,000万円、次世代IPネットワーク技術の研究開発等に38億円、光ファイバ網の整備など地理的デジタルディバイドの是正に167億6,000万円、独創性・創造性を活かす研究開発費等に77億円をそれぞれ計上。このほか、電子政府・自治体の推進費用として89億円を計上している。

関連情報

■URL
　平成19年度総務省所管予算概算要求の概要（PDF）
　 http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/pdf/060830_1.pdf

■関連記事
・ u-Japanの推進に712億円、総務省の2006年度予算概算要求（2005/08/30）

（三柳英樹）
2006/08/30 16:18

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