米Microsoftは1日、「Windows Vista RC1(リリース候補1)」が完成したことを明らかにした。同社の「TechBeta」および「TAP(Technology Adoption Program)」プログラムのサイトで、同社プラットフォーム/サービス部門担当共同プレジデントのJim Allchin氏が発表した。これらの会員向けに提供を開始しており、さらに今週には「MSDN」「TechNet」を通じてより広い範囲で提供するという。
Allchin氏のコメントは、Windows Vistaチームのブログでも紹介されている。これによると、Beta 2からの改善点として、RC1ではユーザーインターフェイスの調整、ドライバの追加、パフォーマンスの向上などを図ったという。しかし、まだすべて完成したわけではないとして、アプリケーションとの互換性など、RTM(製造工程向けリリース)に向けて品質の改善を続けていくと述べている。
Microsoftでは6月上旬、「Windows Vista Beta 2」を一般向けにダウンロード提供するカスタマープレビュープログラム(CPP)を開始し、全世界で200万ライセンスを配布した。今後は、CPPの参加者にもRC1が提供される。
関連情報
■URL
Windows Vistaチーム公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.technet.com/windowsvista/archive/2006/09/01/453491.aspx
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( 永沢 茂 )
2006/09/04 16:09
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