マイクロソフトは7日、Word 2000に発見された脆弱性に関するセキュリティアドバイザリを公開した。
今回発見されたWord 2000の脆弱性は、不正な形式の文字列を使用して特別な細工がされたWordファイルを開いた場合に、任意のコードが実行される可能性があるというもの。既に、この脆弱性を悪用するトロイの木馬が確認されており、セキュリティベンダー各社が危険性の高い脆弱性だとして注意を呼びかけている。
マイクロソフトでは、オンラインスキャンサービス「Windows Live OneCare PC セーフティ」で、この脆弱性を悪用しようとする悪意のあるソフトウェアの検出に対応。また、この問題の回避策としては、Wordファイルのビュワーソフト「Word Viewer 2003」であれば脆弱性の影響を受けないため、メールなどで受け取ったWordファイルを開く場合にはWord Viewer 2003を利用することなどを推奨している。
関連情報
■URL
マイクロソフトセキュリティアドバイザリ(925059)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/925059.mspx
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・ Word 2000にパッチ未提供の脆弱性、ゼロデイ攻撃も確認~Secunia(2006/09/05)
( 三柳英樹 )
2006/09/07 14:45
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