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第4回Webクリエーション・アウォード、大賞はナビタイムの大西社長

「Web人 of the year」には「イザ!」を手がける産経デジタルの阿部社長

第4回Webクリエーション・アウォード受賞者

「Web人大賞」には、経路探索サービス「NAVITIME」を運営するナビタイムジャパン代表取締役の大西啓介氏が選ばれた
 社団法人日本広告主協会のWeb広告研究会は7日、Webの世界に貢献した人を表彰する「第4回Webクリエーション・アウォード」の受賞者を発表し、贈賞式を開催した。

 Webクリエーション・アウォードは、インターネットの発展やWebにおけるマーケティングに貢献した人物を発掘・表彰する目的で、2003年より実施されている。一般からの推薦によるノミネートの中から、Web広告研究会の会員企業による投票などをもとに受賞者を選考した。

 Webの世界に最も貢献した人に贈られる「Web人大賞」には、経路探索サービス「NAVITIME」を運営するナビタイムジャパン代表取締役の大西啓介氏が選ばれた。携帯電話でナビゲーションを行なうアプリケーション開発が評価された。PC向けサービスとしても、2006年2月から位置情報ポータルサイト「PC-NAVITIME」を開設。8月には月間ページビュー数が2,200万に達したという。

 大西氏は、「ケータイ向けのアプリケーションでWeb人大賞を受賞したのは初めてでは」と驚きを見せたが、「ケータイとPCを連動したナビゲーションサービスが成り立ってきている。今後は、位置情報を利用した広告媒体として、PCとケータイを連動させたビジネスを展開したい」とコメントした。

 2005年から2006年にかけてWebに貢献した「Web人 of the year」は、産経新聞グループのニュースと読者のブログを融合させる情報サイト「iza(イザ!)」を手がける、産経デジタル代表取締役社長の阿部雅美氏が受賞。記事に対するブログエントリを受け付けたり、記者のブログを開設するなど、マスメディアのネット展開として斬新な機能を提供したことが評価されたという。

 阿部氏は「新聞協会賞をいただいた時よりもうれしい」と心境を表わした。「既存のマスメディアは頭が固く、タブーも多く作り上げた。そういった壁を打ち破りたいというスタッフの熱い思いが、イザ!に結実した。このような賞をいただき、なんとか既存のマスメディアに風穴を開けることができたのかもしれない。今後も、マスメディアのタブーに挑戦したい」と感想を述べた。

 このほか、「Web人賞」には、ブログポータルサイト「BlogPeople」を手がける有限会社アイビィ・コミュニケーションズの永沢和義氏、オキシライド乾電池を使用した世界初の有人飛行に成功した松下電器産業の岡康之氏、国産の検索エンジン「MARSFLAG」を開発したマーズフラッグの武井信也氏、Webベースのグループウェアを提供するサイボウズの青野慶久氏、Podcastingの専門サイト「Podcasting Juice」を運営するニフティの清水孝治氏らが受賞した。


「Web人 of the year」は、「iza(イザ!)」を手がける産経デジタル代表取締役社長の阿部雅美氏が受賞 「BlogPeople」を手がけるアイビィ・コミュニケーションズの永沢和義氏。ブロガーだと語る永沢氏は、壇上でモブログをしはじめて、会場を笑わせた

オキシライド乾電池を使用した世界初の有人飛行に成功した松下電器産業の岡康之氏。「(機体が)飛ばなかったら、自分の首が飛んでいた」と安堵の表情 国産の検索エンジン「MARSFLAG」を開発したマーズフラッグの武井信也氏

Webベースのグループウェアを提供するサイボウズの青野慶久氏は、ビデオメッセージで喜びの声を語った Podcastingの専門サイト「Podcasting Juice」を運営するニフティの清水孝治氏は、「Podcastingの普及に寄与できたのがうれしい」とコメント

関連情報

URL
  Webクリエイション・アウォード
  http://forum.wab.ne.jp/
  Web広告研究会
  http://www.wab.ne.jp/

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( 増田 覚 )
2006/09/07 19:22

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