| 英国でも日本と同じくWeb 2.0サイトが大人気を博していることが、comScore Media Metrixの英国支社の調査で明らかになった。人気のあるサイトでは1年間で4倍以上のビジターを獲得するまでになっている。
 
 この調査によると、Web 2.0サイトが人気を集めた結果、ユニークビジター数で比較した英国のWebサイトトップ50の中に5つのWeb 2.0サイトがランクインした。1年前にはユーザーによって生成されたコンテンツを扱うサイトでトップ50にランクインしたサイトは1つも存在しなかった。
 
 今回ランクインしたのはWikipedia、MySpace.com、Piczo.com、YouTube.com、Bebo.comの5サイトだ。Wikipediaはユニークビジター数を1年前に比べて253%増やして16位にランクインした。MySpace.comは467%増、Piczo.comは393%増、YouTube.comは1年前には存在しなかったが47位にランクイン、そしてBebo.comは328%増となっている。
 
 特にこれらのサイトではユーザーの積極的な関与が認められた。2006年7月における5サイトの平均は、1人あたりの利用日数が4.2日、1人あたりの利用分数が79.9分、1人あたりの利用ページ数は217ページとかなり大きな数字となっていた。
 
 この傾向についてcomScore EuropeのマネージングディレクターであるBob Ivins氏は「これらのサイトのユーザーは、より頻繁に訪問し、より長い時間滞在し、より多くのコンテンツを見る。このことはマーケティング担当者が鍵となるメッセージを伝えるためのより多くの機会が存在することを意味している。今直面している課題は、ポジティブなユーザー体験を維持しながら、同時にこのメッセージを組み合わせていく効果的な方法を見つけだすことにある」とコメントしている。
 関連情報
 
 ■URL
 ニュースリリース(英文)
 http://www.comscore.com/press/release.asp?press=993
 
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/09/12 12:05
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