NTT東日本は、0AB~J番号を利用したBフレッツ向けIP電話サービス「ひかり電話」において、9月20日10時頃より通話がつながりにくい状況が発生していると発表した。
今回の通信障害は、9月20日10時2分頃よりひかり電話による通話が集中したことによるもの。また、この通話集中に伴ってひかり電話のシステムが不安定となり、再起動を実施しているため通話を制御しているという。NTT東日本によると、回線容量を超過する通話集中が発生した際には通話を自動的に制御する仕組みになっているとしており、通話集中の原因については調査中だとしている。通信障害の対象は、NTT東日本全域のひかり電話ユーザーで、システムの安定運用を確認次第、制御を緩和するとしている。
なお、ひかり電話は9月19日の9時1分頃から19時59分頃にかけても通話集中による通信障害が発生していた。同事象の通話集中の原因についても調査中としているが、NTT東日本は「通常の連休明けと比較して約3倍のトラフィック増加が確認された」と述べている。
【追記 18:00】
NTT東日本は、ひかり電話の通信障害について第2報を発表した。NTT東日本によれば、ひかり電話のシステム再起動を実施し、通話制御を徐々に緩和しているという。また、引き続き通話状況の監視と原因の究明を続けるとしている。なお、今回の通信障害の影響を受けたユーザー数は約80万件だという。
関連情報
■URL
「ひかり電話」のつながりにくい状況について(9月20日、第2報)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0609/060920b.html
「ひかり電話」のつながりにくい状況について(9月20日、第1報)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0609/060920a.html
「ひかり電話」のつながりにくい状況の回復について(9月19日)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0609/060919b.html
■関連記事
・ NTT西日本、ひかり電話に関する一連の障害で原因と対策を発表(2006/04/25)
( 大久保有規彦 )
2006/09/20 14:50
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