NECビッグローブとKLabセキュリティは21日、ASP型のVPNサービス「VPNワープ」を9月22日から提供開始すると発表した。サービス料金は月額525円。
VPNワープは、クライアントPCとWebサーバーに証明書やソフトウェアをインストールするだけで利用可能となるVPNサービス。KLabセキュリティがリレーサーバーを用意し、クライアントPCとイントラネットサーバーがリレーサーバーを経由して接続する。このため、専用機器の導入やファイアウォールの設定変更などは不要で、手軽にVPNを利用できる点が特徴となる。
サービスとしては、HTTPによるアクセスのみがサポートされ、外部から社内のイントラネットWebなどへのアクセスを想定している。BIGLOBEの企業向けサービス「オフィスサービス」のメニューとして提供されるが、BIGLOBEの個人会員でも利用可能。サービスは利用開始月は無料で利用でき、翌月から課金される。
NECビッグローブとKLabセキュリティでは、ブロードバンドや無線LANスポットの普及により、外出先からイントラネットにアクセスしたいというニーズが高まっているが、中小規模企業やSOHOなどではコストの面からVPNの導入が進んでいないとして、こうした市場に向けて低価格のVPNサービスを提供。3年後には4万ユーザーの獲得を目指すとしている。また、10月31日までは、VPNワープが無料で利用できる「無料スタートキャンペーン」を実施する。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.biglobe.co.jp/press/2006/0921.html
VPNワープ
http://mobile.biglobe.ne.jp/vpnwarp/
( 三柳英樹 )
2006/09/21 17:47
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