アップルコンピュータは9月29日、Mac OS X 10.4の最新アップデート「Mac OS X 10.4.8」をリリースした。機能の強化や安定性の向上のほか、セキュリティ修正が含まれており、アップルではすべてのユーザーに対して適用を推奨している。Mac OS Xの「ソフトウェア・アップデート」機能によりアップデートが行なえるほか、アップルの「ソフトウェアアップデート」サイトからアップデート用プログラムがダウンロードできる。
Mac OS 10.4.8では、OSの全般的な修正のほか、EAP-FASTプロトコルを使用したワイヤレスネットワークとの接続に関する修正など、アプリケーションやサービスなどに関する修正が行なわれている。
また、Mac OS X 10.4.8へのアップデートプログラムには、Flash Playerに関連する脆弱性やJPEG2000の表示関連の脆弱性など、合計12件の脆弱性を修正する「Security Update 2006-006」が含まれる。アップルでは同時に、Mac OS X 10.3.9用のSecurity Update 2006-006も公開している。
Mac OS 10.4.8のアップデートプログラムは、Intelプロセッサ版とPowerPC版があり、10.4.7から10.4.8にアップデートできるインストーラと、10.4以降をまとめて10.4.8にアップデートできる「Combo」インストーラが用意されている。また、サーバー版OSの「Mac OS X Server 10.4.8」用のアップデートプログラムもあわせてリリースされている。
関連情報
■URL
ソフトウェアアップデート
http://www.apple.com/jp/ftp-info/index.html
Mac OS X 10.4.8 Update(Intel)
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/macosx1048updateintel.html
Mac OS X 10.4.8 Update(PPC)
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/macosx1048updateppc.html
Security Update 2006-006(10.3.9 Client)
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/securityupdate20060061039client.html
Security Update 2006-006に関する情報(英文)
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=304460
( 三柳英樹 )
2006/10/02 17:50
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