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新規の脅威が倍増、特定組織を狙う攻撃が主流に~ソフォス調査


9月のトップ10ウイルス
 ソフォスは2日、9月に同社が全世界で検知したウイルスを集計した「月間トップ10ウイルス」を発表した。それによれば、新規の脅威は先月比約2倍増となる4,080件に達し、特定の組織にターゲットを絞った攻撃が増えているという。

 トップ10ウイルスは5位までが8月と同順位で、大きな変動は見られなかった。最も多く検知されたのはワーム「Netsky-P」で、全体の脅威のうち18.4%を占めた。2位はワーム「Mytob-AS」で14.1%、3位はワーム「Bagle-Zip」で6.3%と続いた。

 トップ10には新規の脅威はランクインしなかったが、9月に検知した新規の脅威は4,080件に上り、先月の1,998件から急増。このことから、「サイバー犯罪者は、大量メール配信で不特定多数を攻撃するのではなく、より小規模な組織にターゲットを定めて攻撃するようになった」(ソフォス)と分析する。

 ウイルスメールの割合は、9月に流通したメールのうち0.33%(300通に1通で、先月の0.4%(278通に1通)から低下した。しかし、ソフォスでは「新手の脅威は現状チャートにあがっている古い脅威に比べて、より深刻な被害をもたらす。すべての組織は、既知および未知のセキュリティ脅威を検知、阻止できる対策を導入すべき」と注意を呼びかけている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.sophos.co.jp/pressoffice/news/articles/2006/10/top-ten-virus-september-2006.html

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( 増田 覚 )
2006/10/03 12:43

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