米MicrosoftのSecurity Responce Center(MSRC)は19日、IE7に発見されたとされる脆弱性について否定するコメントを公式ブログで発表した。
この脆弱性はデンマークのSecuniaが指摘したもので、“mhtml:”形式のリダイレクションの扱いに問題があるというもの。
MSRCでは、「報告は技術的に不正確だ。この報告の中にある問題点は、IE7やその他のバージョンには存在せず、Windowsの異なるコンポーネント、特にOutlook Expressのコンポーネントに含まれている。報告はInternet Explorerを媒介として使用しているものの、脆弱性そのものはOutlook Expressにある」と説明。問題はIE7ではなく、Outlook Expressにあるとしている。また、この脆弱性による攻撃の有無について、被害を把握していないことも明らかにした。
関連情報
■URL
MSRC公式ブログ(英文)
http://blogs.technet.com/msrc/archive/2006/10/19/information-on-reports-of-ie-7-vulnerability.aspx
■関連記事
・ SecuniaがIE7の脆弱性を早くも警告、IE6にも存在する“mhtml:”の脆弱性(2006/10/19)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/10/20 12:17
- ページの先頭へ-
|