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EU、オープンソースソフトウェアの品質管理センターに247万ユーロ出資


 欧州連合(EU)は、オープンソースソフトウェアのソフトウェア品質管理センター(SQO-OSS)に247万ユーロを出資し、設立を援助することを決めた。センターの開設により、オープンソースのソフトウェアの品質をセキュリティーホールがない状態にするなど、一定水準以上に保つことを目指すとしている。

 SQO-OSSは、アテネのテッサロキニ大学を中心に、イギリスITサービス会社のSirius、独ソフトウェア会社のProSyst Software、スウェーデンのKlaravdalens Datakonsultにより運営されている。SQO-OSSでは、バグや改良情報などを収集し、ソフトウェア改良に関する情報を提供。BSDライセンスの下でプロジェクトは公開される。

 同様のプロジェクトは米国にも存在し、米国土安全保障省の助成金により米Coverityが中心となって、オープンソースソフトウェアの脆弱性発見と修正のためのプロジェクトが2006年3月から開始されている。一企業のソフトウェアに依拠することについての安全保障に対する意識が世界的に高まっており、欧米ではその不安に応じる形でセンターが立ち上がった形だ。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.siriusit.co.uk/index.php/news/48/90
  SQO-OSS(英文)
  http://www.sqo-oss.eu/


( Gana Hiyoshi )
2006/10/23 13:31

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