Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

Vistaの新機能「Windows Presentation Foundation」対応を国内10社が表明


「Windows Presentation Foundation(WPF)」を用いてWebコンテンツを制作した国内の10社
 マイクロソフトは26日、次期OS「Windows Vista」に搭載される新機能「Windows Presentation Foundation(WPF)」を活用したWebコンテンツを国内の10社が制作すると発表した。

 WPFは、Windows Vistaの標準機能として搭載されるプレゼンテーションサブシステム。「.NET Framework 3.0」のコンポーネントの1つで、最新のグラフィックハードウェアを活用したアプリケーションやWebコンテンツの作成を容易にする。

 WPFを活用したWebコンテンツの制作を発表したのは、i.JTB、インプレスジャパン、ウェザーニューズ、NTTレゾナント、オープンインタフェース、シーネットネットワークスジャパン、CinemaNow Japan、ベクター、リクルート、ワーナー・マイカルの10社。各社は今後、WPF対応のコンテンツ制作を進めるとしている。

 また、NTTレゾナントでは、実験サイト「gooラボ」において、画像検索にWPFの技術を用いた「Image Search β for Windows Vista」を開始した。同サイトは画像の検索結果の表示などにWPFの機能を用いており、Windows Vista RC1またはRC2でのみ閲覧可能なサイトとなっている。


マイクロソフトWindows本部のジェイ・ジェイミソン本部長
[追記 20:25]
  同日開催されたWeb開発者向けのイベント「REMIX Tokyo」では、マイクロソフトWindows本部のジェイ・ジェイミソン本部長が、WPFを活用したWebコンテンツを作成した数社を紹介。インプレスジャパンやNTTレゾナント、シーネットネットワークスなどが、Webコンテンツを披露した。

 雑誌「DOS/V POWER REPORT」を発行するインプレスジャパンでは、誌面で紹介した自作PC向けのパーツを販売するWebコンテンツを紹介した。CPUやマザーボードなどの商品カテゴリを指定すると、該当する商品ページが3D表示され、気に入ったパーツはドラッグ&ドロップでショッピングカートに移動できる。

 シーネットネットワークスジャパンでは、ニュース記事の更新日時や注目度をマッピングするガジェットを発表。ガジェット内では、アクセスが多い記事ほど大きな面積で表示され、更新日時が新しい記事ほど明るい色で示されるため、新しくて注目されている記事が一目瞭然だという。

 ジェイミソン本部長は、「HTMLに代表されるWeb 1.0では、Webページにアクセスできるようになり、RSSやAjaxなどのWeb 2.0では、Webの双方向性が進化した。Windows Vista世代のWebでは、ユーザーのエクスペリエンスがさらに向上する。一方、我々のパートナー企業もさらにリッチな機能を求めている。マイクロソフトではWPFを提供することでパートナー企業の開発を支援し、次世代のWebエクスペリエンスを日本に提供できることをうれしく思う」と話した。


インプレスジャパンのコンテンツ シーネットネットワークスジャパンのコンテンツ

ウェザーニュースのコンテンツ。3D表示される地球儀上に天気を表示する リクルートのコンテンツ。クーポンサイト「ホットペッパー」の情報を3D化した

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2851

関連記事
goo、「Windows Vista」専用の画像検索サービスを試験公開(2006/10/26)


( 三柳英樹/増田 覚 )
2006/10/26 12:50

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.