ガートナージャパンは8日、ITを利用した仕事方法に関する調査結果を発表した。ビジネスマンの情報源では、Web検索が新聞・書籍・雑誌などの紙媒体を上回った。調査は2006年5月に実施し、Webアンケート形式でビジネスマン567人から回答を集めた。
仕事の情報源を尋ねたところ、「検索で得られるWeb情報」を挙げる人が78.7%で最も多く、「新聞・書籍・雑誌類」の74.8%が僅差で続いた。この傾向は、年齢が低いほど高いことから、「世代交代が進むにつれてWeb検索を情報源とする人が増える」(ガートナージャパン)としている。3位以下は「会社資料(報告書)」(64.1%)、「講演会・セミナー」(54.6%)、「研究機関・大学・政府機関などからの報告書」(47.2%)という順だった。
ポータルサイト上の情報を指す「検索サイトでのみ提供されている情報」は18.0%で8位だった。この結果についてガートナージャパンは、「ポータルサイトがビジネスマンの情報源として重要でなくなると同時に、検索エンジンが重要な存在になりつつある」と分析。さらに、「ビジネスの情報源が『リアル』からWeb、有料から無料、あるいは極めて低料金という流れが加速している」と指摘している。
このほか、「ブログ」と答えた人は3%にとどまったが、「検索エンジンでヒットするブログや、重要な情報を提供するブログも増えていることから、実際にはこれよりもはるかに多い」(ガートナージャパン)という。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.gartner.co.jp/press/pdf/pr20061108-01.pdf
( 増田 覚 )
2006/11/08 18:38
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