米Microsoftのセキュリティ対策チーム「Microsoft Security Response Center」(MSRC)は10日、10月に公表したPowerPointの脆弱性について、調査した結果この問題では任意のコードを実行することはできず、脆弱性ではないことが判明したと発表した。
MSRCは10月12日、PowerPointに新たな脆弱性の検証コードが公開され、ユーザーが悪意のあるPowerPointファイルを開くことで、任意のコードが実行される危険性があることを、公式ブログで公表していた。
MSRCでは、この問題について引き続き調査を行なったところ、PowerPointを不正終了させることは可能だが、任意のコードを実行することはできないため、セキュリティ上の脆弱性にはあたらないことが判明したとしている。また、PowerPointの開発チームはすでにこの問題に対応しており、修正版の開発を終えたとしている。
関連情報
■URL
Microsoft Security Response Center公式ブログの記事(英文)
http://blogs.technet.com/msrc/archive/2006/11/10/follow-up-information-on-weblog-posting-about-poc-published-for-ms-office-2003-powerpoint.aspx
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・ PowerPointに新たな脆弱性、攻撃可能な実証コードも既に公開(2006/10/16)
( 三柳英樹 )
2006/11/13 16:39
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