| ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の米Multiplyは13日、自分の日記などを公開したい相手を細かく設定できる機能を備えたバージョン3.0を公開した。同社ではこれらの機能を「パーソナルソーシャルネットワーキング」と呼んでいる。Multiplyは現在320万人の登録ユーザーがいると発表しており、日本語化もされている。
 
 バージョン3.0では、ログインすると「My Multiply」ページが表示されるようになった。ここには自分の「ネットワーク」に登録した友人が投稿した日記、写真、ビデオが一覧表示できる。
 
 自分の「ネットワーク」を細かく設定できることがバージョン3.0の最大の改良点だ。自分の友人はすべてラベルを付けて管理でき、例えば「いとこ」「同級生」などのように管理できる。そして2、3階層先の人々に至るまでどのように繋がってるかが表示される。その個々の人についてさらに先のネットワークにまで公開先を広げるか、それともその友人だけで公開を止めておくかなど、自分のネットワークを広げたり狭めたりできるようになっている。そのため、不便さゆえに自分のコンテンツ公開範囲を一挙に全ユーザーに広げてしまったといった不便さがなく、プライバシーとの共存が図られている。
 
 さらに写真や動画をアップロードするためのツールにも改良が加えられた。例えば写真に関してはAjaxベースの編集ツールが用意されており、簡単アップロードしてカスタマイズ表示できるようになった。
 
 Multiplyは開発当初から英語版だけでなく日本語版の開発にも熱心に取り組んでおり、あわせて携帯メールから日記を投稿できる機能なども以前から装備されている。
 関連情報
 
 ■URL
 Multiply
 http://multiply.com/
 Multiply公式ブログの該当記事(英文)
 http://multiply.multiply.com/journal/item/107
 
 
 
 
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/11/14 11:44
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