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イー・アクセス中間決算、ADSL契約件数は0.6万件の減少に


 イー・アクセスは15日、2007年3月期中間期(2006年4月~9月)の財務・概況を発表した。連結売上高は282億5,300万円、営業利益は39億200万円、経常利益は23億9,800万円で、純利益は18億9,700万円。

 事業別に見ると、ADSL・ISP事業の売上高は282億5,300万円で、営業利益は64億6,200万円。ADSLの契約者数は2006年9月末現在で192.4万件となり、第1四半期から0.6万件の減少。また、ISP「AOL」の契約者数は24.9万件で、1.1万件の減少となった。

 モバイル事業に関しては、2007年3月のデータ通信サービス開始に向けた準備を継続して進めている。また、2008年3月に予定する音声サービスに関しては、9月にNTTドコモとローミングに関する基本合意を受け、サービス開始当初から日本全国でサービス展開が可能になったという。同事業の売上はサービス開始前となるため、25億6,000万円の損失になる。

 通期見通しについては、固定通信市場ではFTTHサービスの拡大が進みつつも、直収電話サービスの展開などでADSL契約者数は引き続き堅調に推移すると予想する。また、販売促進や解約抑止施策、AOLではコンテンツの強化など、コスト削減だけではなく新たな収益源創出を目指して利益体質の維持・強化を図る考えだという。

 中間期決算発表に合わせて、連結業績予想の修正も行なわれた。営業利益は35億円改善の3億円、経常利益は41億円改善のマイナス22億円、純利益は16億円改善の3億円。売上高は前回と変更なく、560億円になる。

 同社では、イー・モバイルが進める次世代携帯電話商用ネットワークの構築に関する基地局建設コストや運営費を見直したのが上方修正の理由だとしている。また、ローミング契約も見通しがついたことから、今後もさらなるコスト削減を図るという。


関連情報

URL
  イー・アクセス 投資家情報
  http://www.eaccess.net/ir/index.html

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( 村松健至 )
2006/11/16 12:59

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