| 米McAfeeのセキュリティ研究機関「AVERT(Anti-Virus Emergency Response Term) Labs」は、2007年に発生する脅威10事例を予測した。それによれば、マルウェアの配布手段としてMPEGファイルが使われるほか、多機能化する携帯電話に対する攻撃が増えるという。2007年の脅威トップ10(順不同)は次の通り。
 
|  | 2007年の脅威 |  
| 1 | eBayなど利用者数の多いオンラインサービスの偽のログインページを利用した、パスワードを盗み出すWebサイトが増加 |  
| 2 | 帯域幅を消費する画像入りスパムの数が引き続き増加 |  
| 3 | Webでの動画共有の普及により、ハッカーが悪性コードの配布手段としてMPEGファイルを狙うことは避けられない |  
| 4 | 携帯電話の「多機能化」、接続対象の増加により、携帯電話への攻撃が拡大 |  
| 5 | 営利目的の不審なプログラムの増加を受け、アドウェアが主流に |  
| 6 | 個人情報の盗難、データの紛失が引き続き社会的問題 |  
| 7 | ボットなど自動タスクを実行するプログラムの使用がハッカーの間で増加/TD> |  
| 8 | ディスクの既存ファイルを改変するファイル感染型のマルウェアやウイルスが復活 |  
| 9 | 32ビットプラットフォームでrootkitが増加するものの、防御、修復機能もそれに伴って強化 |  
| 10 | 脆弱性の闇市場など脆弱性が引き続き問題に |  関連情報
 
 ■URL
 ニュースリリース(英文)
 http://www.mcafee.com/us/about/press/corporate/2006/20061129_141010_o.html
 
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( 増田 覚 )
2006/12/01 14:23
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