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中国最大のサーチエンジン「百度」、2007年に日本進出


百度
 中国最大のサーチエンジン「Baidu.com(百度)」は4日、2007年に日本でサーチエンジン事業を開始すると発表した。百度のRobin Li会長兼CEOによると、百度は日本語の検索技術に関して6カ月以上研究を重ねてきたという。

 Li CEOは、日本市場における勝算について「我々の非英語言語検索によって証明された強さ、日本の高いインターネット普及率、中国語と日本語の類似性を考え合わせると、この市場は百度の次のステップとして理想的だ」とコメントしている。また、日本のサーチエンジンユーザーに対しては「日本のサーチエンジンユーザーが既存サーチエンジンのユーザーフレンドリーな代替サービスとして百度の強力な日本語検索技術を認めてくれることに自信を持っている」としている。

 百度はGoogleにも似た非常にシンプルなユーザーインターフェイスを採用し、中国内でのサーチエンジンシェアではYahoo!やGoogleを圧倒的に凌駕している存在だ。CNNICの2006年中国サーチエンジン市場調査によれば、百度は中国内でサーチエンジンシェア60%以上ともされる。また、Alexa.comのトラフィックデータによれば、百度は世界で4番目にトラフィックの多いサイトだ。なお、百度は「Baidu.com Inc.」として米NASDAQに上場している。


関連情報

URL
  百度(中文)
  http://www.baidu.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://ir.baidu.com/phoenix.zhtml?c=188488&p=irol-newsArticle&ID=938152&highlight=
  関連記事:中国検索サイトの雄「百度」と、百度で知る中国の人気検索キーワード
  http://internet.watch.impress.co.jp/static/others/travel/050929/index.htm


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/12/05 11:29

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