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実証実験で利用するモバイルWiMAX対応の携帯端末
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ソフトバンクグループは11日、IEEE802.16e-2005(モバイルWiMAX)の実証実験用無線局の免許を取得したと発表した。これを受けて、同グループではワイヤレスブロードバンドサービスの商用化に向けた実証実験を同日より開始する。
実証実験の期間は12月11日から2007年2月28日までで、東京都江戸川区葛西に5局13セクター構成の基地局を既存のW-CDMA基地局局舎に併設し、モバイルWiMAX対応実験要の携帯端末は25台を用意する。同グループでは今回の実証実験を「日本最大規模のモバイルWiMAXフィールド実験」としている。
免許の申請および実験の主催はソフトバンクモバイルで、ソフトバンクBBとソフトバンクテレコムが実験に協力。無線伝送特性の評価や周波数利用効率の検証といった実験に加え、動画ストリーミングやVoIP、テレビ電話といったアプリケーションの検証も行なわれる。
実験エリアに選ばれた葛西は都市部環境と郊外環境が混在していることから、両環境においてモバイルWiMAXの性能を効率よく評価できると説明。複数のアンテナを同時に利用して高速化を図るMIMO技術を取り入れるほか、エリア内の一般道を用いたハンドオーバーの検証も行なわれる。
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実験で利用する基地局
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■URL
ニュースリリース
http://www.softbank.co.jp/news/release/2006/061211_0001.html
■関連記事
・ ソフトバンク、モバイルWiMAXの実験局免許を申請(2006/07/20)
( 甲斐祐樹 )
2006/12/11 17:55
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