ルクセンブルクのSkypeは12日、スマートフォンやPocket PCデバイスをサポートする「Skype 2.2 for Windows Mobile」ベータ版を発表した。このバージョンではCPUパワーの小さいデバイスをサポートしただけでなく、Skypeの機能追加も行なわれている。
今回発表されたのはバージョン「2.2.0.18」で、「TIOMAP 850」CPUがサポート対象に含まれた。一般的には、このCPUはPalmなどに採用されているが、具体的にサポートされている製品名などは今のところ公表されていない。ダウンロードページでは具体的な機種によってダウンロードするバージョンを選ぶことができる。
Skypeの発表によれば、このCPUのサポートによって合計120以上のWindows MobileスマートフォンとPocket PCがサポート対象になったとしている。なお、日本国内で広く利用されているウィルコムのW-ZERO3やW-ZERO3[es]などはすでに前バージョンの「Skype for Pocket PC 2.1」でサポート対象になっている。
それ以外の機能としては、イベント通知機能が追加された。これは不在着信記録、新しいチャットメッセージがあることの通知、ボイスメールが届いたことの通知などを行なってくれる機能だ。また、相手がオンラインかどうかを確認するプレゼンスステータス機能も追加された。さらにHTTPやHTTPSプロキシ、HTTPS/SSLプロキシ、SOCKS5プロキシにも対応している。
なお、Skypeでは安全のため、通常使用の場合には製品版が公開されているSkype for Pocket PC 2.1を使用し、経験のあるユーザーや開発者が試験的に利用するために今回発表されたSkype 2.2 for Windows Mobileベータ版を使用するように推奨している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://about.skype.com/2006/12/skype_now_supports_over_120_wi.html
ダウンロードページ(英文)
http://www.skype.com/download/skype/mobile/download_beta.html
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・ 「Skype for Pocket PC 2.1」ベータ版公開、マルチチャットなど機能拡充(2006/08/17)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/12/13 12:13
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