マイクロソフトは13日、10月に公開したセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)「MS06-059」のうち、Excel 2002用の修正パッチ(KB923089)を再リリースした。米Microsoftでは、一部で修正パッチが適用されなかったとしており、この問題を解決するために再度修正パッチを公開した。
「MS06-059」は、不正に変更が加えられた文書ファイルを開こうとするとき、Excelでリモートから任意のコードが実行される脆弱性の修正パッチ。Office 2003/XP/2000およびMac OS用のOffice 2004 for Mac、Office v. X for Macに影響があるほか、Office文書の閲覧ソフト「Excel 2003 Viewer」にも影響がある。脆弱性の最大深刻度は、4段階で最も高い“緊急”。
米Microsoftによれば、「MS06-059」でExcel 2002用の修正パッチをインストールしたユーザーは、「Excel.exe」が安全なバージョンにアップデートされなかったという。修正パッチが正しく適用されているかどうかは、Excelのバージョンをチェックすれば確認できる。Excelの「ヘルプ」メニューから「バージョン情報」をクリックすると表示されるビルド番号が「10.0.6816.0」以前の場合は、再リリースされた「MS06-059」を適用する必要があるとしている。
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■URL
サポート技術情報924164(英文)
http://support.microsoft.com/kb/924164/en
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( 増田 覚 )
2006/12/13 21:38
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