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NGNに関する認知度
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NGNによって期待できるサービス
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MM総研は19日、企業ユーザーのNGN認知度について調査結果を公表した。NGNを知らないユーザーは全体の約半数を占め、知っているユーザーは11%にとどまった。
調査は、従業員数100人以上の中堅・大手一般企業とネットワークサービス事業者を対象にWebアンケートを実施。期間は9月1日~9月29日。有効回答数は1,030サンプル。
調査結果によると、NGNの概念や既存ネットワークとの違いなどを詳しく知っていると回答したユーザーは11%にとどまった。NGNのサービス利用意向では、全体の54%が「よくわからない」と回答。その理由として、サービスイメージやメリットが不明とする意見が多かった。
NGNに期待するサービスとしては、FMCサービスが31%で最も多かった。FMCに期待する理由として、モバイルサービスの拡充やコスト削減を含むサービス効率化が望まれているという。また、高度なVPNサービス(27.0%)や通信と放送の連携(20.3%)とする回答も多かった。
今回の調査結果についてMM総研は、「企業ユーザーにNGNの具体的なサービスイメージを啓蒙・普及する活動をキャリアや通信機器メーカーなどの関係事業者が共同で進めていく必要がある」とコメント。さらに、「NTTが12月から実施するNGNのフィールドトライアルは、技術的な検証だけでなく、NGNのイメージを訴求するカギになる」としている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120061219500
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( 野津 誠 )
2006/12/19 20:33
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