シンクパワーは、PCで再生している楽曲の歌詞を配信するサービス「歌詞ISM」を22日に開始する。サービス開始当初は、邦楽約20,000曲の歌詞データを用意。利用料は月額315円で、クレジットカード決済のみに対応する。
歌詞ISMは、PC内に保存した楽曲を無償の専用プレーヤー「歌詞ISM PLAYER」で再生した際に、アーティストが歌っている歌詞を表示するサービス。歌詞は、楽曲を再生するごとに歌詞ISMのサーバーからダウンロードするため、インターネットの接続環境が必要となる。対応する楽曲のフォーマットはWMP、MP3、AAC。専用プレーヤーはWindows XP以降の動作環境を推奨している。
歌詞を音楽に同期する技術は「MediaSync」と呼ばれ、歌詞の文字データに時間情報を埋め込んで歌詞データを作成するという。シンクパワーは、この技術を開発した韓国のDigitalFlowと業務提携し、音楽に同期した歌詞配信サービスのビジネスモデル特許を申請している。歌詞の著作権料率については、日本音楽著作権協会(JASRAC)が同サービス向けに新たに定めたという。
今後は、同サービスに対応する楽曲を毎月約6,000曲増やすとともに、洋楽の歌詞の配信も行なう予定だ。また、ポータブル音楽プレーヤーや携帯電話に「MediaSync」の技術を提供するとしている。
【お詫びと訂正】
記事初出時、「音楽に同期した歌詞配信サービスのビジネスモデル特許を取得した」としていましたが、正しくは「特許を申請している」です。お詫びして訂正いたします。
関連情報
■URL
歌詞ISM(12月22日公開)
http://www.kashi-ism.jp/
( 増田 覚 )
2006/12/21 19:53
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