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Vista経由で写真を注文、セブン-イレブン店頭でプリントできるサービス


左からセブン-イレブン・ジャパンの鎌田靖執行役員商品本部雑貨部長、マイクロソフトの堺和夫執行役常務、富士ゼロックスの小山眞一取締役専務執行役員
 マイクロソフトとセブン-イレブン・ジャパン、富士ゼロックスの3社は、Windows Vista向けにオンラインプリントサービス「セブン-イレブン店頭プリント」を2007年1月30日に開始する。Vistaに搭載する画像ビューワー「Windows フォトギャラリー」で指定した画像データを、セブン-イレブン全国約11,000店舗に設置しているマルチコピー機からプリントできる。料金は1枚30円(Lサイズ)で、プリント時に支払う。Vistaの全バージョンに対応する。

 サービスの流れとしてはまず、Windows フォトギャラリーの「印刷」メニューから、セブン-イレブン店頭プリントを選択し、注文したい画像を選ぶ。さらに、メールアドレスを登録すると、8桁のプリント予約番号がメールで返信される。その後、セブン-イレブンに行き、店頭にあるマルチコピー機でプリント予約番号を入力して、料金を投入するとプリントが実行されるという仕組みだ。

 利用者が注文した写真のプリント予約番号を両親や友人など写真を見せたい相手に送れば、全国約11,000店舗のマルチコピー機からプリントできる。予約番号を受け取った相手がプリントする場合も、プリント時にマルチコピー機に料金を投入する形になる。

 なお、1回の注文で登録できる画像は10枚、合計のファイル容量は3MBが上限。3MBを超える場合は、Windows フォトギャラリー上で3MB以下の容量にリサイズされる。プリント予約番号の有効期間は発行後1週間。プリントに要する時間は、1枚目が出力されるまでが60秒、2枚目以降は1枚につき5秒程度だという。マルチコピー機にはプリントした画像データが保存されないため、情報が漏洩することはないとしている。

 セブン-イレブンのマルチコピー機は、富士ゼロックス製のカラー複合機。カラーコピーやファックス、チケット購入などのほか、SDカードやコンパクトフラッシュなどのメディアから写真をプリントするサービスなどを提供している。

 今回の新サービスについてマイクロソフトの堺和夫執行役常務は、「PCからシームレスに写真をプリントできるのが特徴。プリント予約番号を知人に教えれば、遠隔地の人にも写真を気軽に届けられる。プリント料金は店頭で支払うため、インターネットサービスのクレジット決済に抵抗がある人の利用も見込め、写真プリント市場の拡大につながる」とアピールした。


「セブン-イレブン店頭プリント」における3社の目的 「セブン-イレブン店頭プリント」における3社の役割

Windows Vistaに搭載する「Windows フォトギャラリー」の「印刷」メニューから、セブン-イレブン店頭プリントを選択 「セブン-イレブン店頭プリント」 「セブン-イレブン店頭プリント」で、注文したい画像を選ぶ

画像を選んだら、メールアドレスを登録する メールアドレスを登録後には、8桁のプリント予約番号が発行される セブン-イレブン全国約11,000店舗に設置しているマルチコピー機のメニュー画面。「ネットプリント」を選択する

マルチコピー機にプリント予約番号を入力する プリントする部数を設定して料金を確認する 料金投入後にプリントが実行される

関連情報

URL
  マイクロソフト
  http://www.microsoft.com/japan/
  セブン-イレブン・ジャパン
  http://www.sej.co.jp/
  富士ゼロックス
  http://www.fujixerox.co.jp/


( 増田 覚 )
2006/12/25 14:32

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