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社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は25日、協会加盟企業を対象としてオンラインゲーム運営会社における遵守事項を取りまとめた「オンラインゲーム運営ガイドライン」を制定したと発表した。ガイドラインでは、オンラインゲームの運営会社が最低限遵守すべき項目を挙げたほか、運営会社が「不正行為」と考える事項をゲームごとに定義して運営にあたることなどを求めている。| 
 |  | CESAの会長を務めるスクウェア・エニックスの和田洋一代表取締役社長 |  
 CESAでは、主要なオンラインゲームメーカーの協力により、オンラインゲームの運営にあたって最低限遵守すべき項目を抽出し、ガイドラインとしてまとめた。ガイドラインでは、サポート受付内容に関する説明、動作環境や入退会の方法などの必須告知事項、初心者向けのQ&Aやトラブルを防ぐための注意事項などの整備、個人情報保護方針の明示などを求めている。ガイドラインは2007年1月1日から施行し、CESA加盟の各社がガイドラインに則った運営・整備に順次対応していく。
 
 ゲームにおける不正行為については、運営会社が事前に各ゲーム内での不正行為の定義を明示した上で、運営に臨むものとしている。この点について、CESAの会長を務めるスクウェア・エニックスの和田洋一氏は「ゲームによって『不正行為』の範囲が異なるため」として、各社がゲームごとに不正行為を定義することが必要だと説明。法律に違反するような行為や、社会通念上で不正なものは「ガイドラインに書くまでもなく不正」だとして、ガイドラインでは運営会社が守るべき項目を中心にまとめたとした。
 
 また、ゲーム中のアイテムなどを現金で取引するRMT(Real Money Trade)行為についても、RMTを前提としているゲームもあることから、一律に規制するといった形ではなく、各社がゲームごとにRMTを不正行為とするかを定める形を取ったとしている。
 関連情報
 
 ■URL
 ニュースリリース
 http://www.cesa.or.jp/game_online/20061225.html
 
 
 
 
( 三柳英樹 )
2006/12/25 17:17
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