NTTレゾナントが運営する子供向けポータルサイト「キッズgoo」は、2006年の検索キーワードランキングを発表した。2006年の傾向から、子供のインターネット検索能力が上達していることがわかった。
「にんきのことばランキングトップ50」の上位は、1位「ゲーム」、2位「りぼん」、3位「学校」だった。ゲームは6年連続で1位になっている。学校はアメリカやフランスなど、特に海外の学校について多く検索されたという。
またキッズgooは、「リサイクル」4位、「地球温暖化」7位など、環境問題に関連するワードが2005年に続き多く検索されていることを指摘。「沖縄」14位や「北海道」18位は、学習内容に伴って検索されているという。このほか、30位の「ポケモン」はアニメの新シリーズ放映開始の影響で検索数が伸び、アニメの中で唯一トップ50位以内にランクインしている。
2006年の傾向としては、サッカーW杯に関連して「フランス」41位や「イタリア」50位のほか、惑星から除外されたことが話題となった「冥王星」2426位など、芸能関連以外でも、時事的な話題に関して調べる子供が増えている。また昨年に続き、小学校用の教科書に掲載されている「盲導犬」21位、「昔の道具」17位などの学習用語のキーワードが、ランキング上位50位のうち8割以上を占める結果となった。
さらに、従来は同じ項目について検索する際も、子供によって異なる表記方法、キーワードで検索する傾向が強かったものが、2006年は多くの子供達が同じキーワードを使って検索しているという。これについてキッズgooは、「インターネットを利用した調べ学習など、学校教育の現場での努力により、子供達は徐々にインターネットでの検索に慣れ、より効果的なキーワードで、効率よく目的の情報を手に入れられるようになってきた」と推測している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://help.goo.ne.jp/info/detail/899/
2006年キッズgoo年間ランキング
http://kids.goo.ne.jp/event/newyear/ranking/
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・ 子供も「ライブドア」を検索~キッズgooの2004年キーワードランキング(2004/12/27)
( 野津 誠 )
2006/12/26 19:09
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