ノルウェーのOpera Softwareは5日、Webブラウザ「Opera」に関する2件の脆弱性情報を公表した。脆弱性は2件とも悪意のあるコードを実行させられる危険のあるもので、最新版の「Opera 9.1」ではこれらの脆弱性を修正している。
公表された脆弱性は、JavaScriptのcreateSVGTransformFromMatrixメソッドに関するものと、JPEGファイルのヘッダー情報に関するものの2件。この脆弱性を悪用することで、Operaを異常終了させ、任意のコードを実行させることが可能になるという。
デンマークのSecuniaでは、2件の脆弱性の危険度を5段階中で上から2番目に高い“Highly critical”と判定。2件の脆弱性は、2006年12月に公開された最新版の「Opera 9.1」で修正されており、Secuniaでは対策としてOpera 9.1へのアップデートを推奨している。
関連情報
■URL
Opera Softwareによる脆弱性情報(英文)
http://www.opera.com/support/search/supsearch.dml?index=851
Opera Softwareによる脆弱性情報(英文)
http://www.opera.com/support/search/supsearch.dml?index=852
Secuniaによる脆弱性情報(英文)
http://secunia.com/advisories/23613/
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・ 「Opera 9.1」リリース、フィッシング防止機能を新たに装備(2006/12/19)
( 三柳英樹 )
2007/01/09 15:51
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