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毎日新聞の読者情報が再び流出、販売店主がWinnyでウイルス感染


 毎日新聞社は9日、毎日新聞の読者情報がファイル交換ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。埼玉県西部の毎日新聞販売店店主の私物PCが、Winnyを介してウイルスに感染したことが原因だという。

 流出したのは埼玉県西部の「数十件の読者情報」(毎日新聞社広報担当)で、氏名や住所、電話番号のほか、新聞勧誘員の接客マニュアルをはじめとする内部文書も含まれていた。9日時点では、流出情報を悪用されるなどの二次被害は確認されていないとしている。

 毎日新聞社によれば、店主は、読者情報を管理する販売店内のPCからこれらの情報を持ち出し、私物PCで作業していたという。店主はこの私物PCでWinnyを利用していたところ、2006年12月31日にウイルスに感染したためデータが流出したと見られる。

 毎日新聞の読者情報が流出した事例としては、2006年4月、関連会社社員がファイル交換ソフト「Share」でウイルスに感染し、65,690人分の読者情報が流出している。前回の流出を受けた毎日新聞社では、全社員のほか関連会社や新聞販売店に個人情報管理の徹底を改めて指示していたという。

 毎日新聞東京本社販売局では、今回の流出について「弊社の取引先である販売店から読者情報が流出したことは大変遺憾。個人情報が流出した方におわびするとともに、読者情報を管理する各販売店に個人情報の徹底を改める」とコメントしている。


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URL
  毎日新聞社
  http://www.mainichi.co.jp/

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( 増田 覚 )
2007/01/10 12:14

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