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千葉大附属病院、患者情報417人分をメールで誤送信


 千葉大学医学部附属病院は12日、患者の心臓検査に関する情報の一部が漏洩する事態が発生したことを明らかにした。

 漏洩したのは2004年から約3年間の417人の患者に関する診療情報で、内容には治療日、患者番号、姓名、性別、年齢、治療部位・治療術式が含まれていた。また、住所や電話番号は含まれていなかったという。

 情報漏洩は、千葉大学医学部附属病院の医師が研究に用いるために独自に作成・保存していた診療情報を、自分宛にメールで送信しようとしたところ、送信先のメールアドレスを誤って別のアドレスに送信してしまったことにより発生。誤ってメールを送った相手先にはメールの削除を依頼しているが、現時点では返信がないという。また、メール管理会社にもメールの削除を依頼したところ、管理会社からは「調査する」という旨の回答を得ているという。

 千葉大学医学部附属病院では、診療情報を厳重に管理し、研究に用いる場合は個人が特定できないよう匿名化して扱うよう定めて指導していたとして、今回の事態が発生したことについて謝罪。漏洩した情報については、住所や電話番号が含まれていないため、直ちに個人を特定できる内容ではないが、不審な点があった場合には病院まで問い合わせてほしいとしている。


関連情報

URL
  個人情報の漏洩に関するお詫びとご報告
  http://www.ho.chiba-u.ac.jp/owabi070112.html


( 三柳英樹 )
2007/01/15 13:34

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