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Microsoftは教育機関向けのわかりやすいライセンスモデルを~英団体


 英国教育通信技術協会(Becta)は、Microsoftのライセンスモデルに関する教育機関における評価についてのレポートを発表した。

 この調査は、大学を含む400の教育機関を対象に行なったもの。大学などの高等教育機関は概ねMicrosoftのライセンスに関して満足しているのに対して、初等・中等教育機関ではそうではない傾向が見られることが明らかになった。

 教育機関向けのライセンスプログラムは非常に複雑であり、特に初等・中等教育機関においてきちんと理解されていないという。不適切な形でMicrosoft製品を採用することになり、コスト効率があまりよくない状況が蔓延しているとしている。この点についてBectaは、政府の外郭団体としての意見として、Microsoftに対して教育機関が理解可能で使用しやすいライセンスモデルを提供すべきと提言している。

 教育機関向けのライセンスプログラムは、政府向けや民間企業向けとは異なり制約が厳しい上、大学と初等・中等教育機関とにおいても相違があるという。大学向けはスタッフの数でライセンスの数すなわち料金が決定されるが、初等・中等教育機関ではPCの数をベースに料金が決定されることから、初等・中等教育機関ではかえって料金が増加する結果となるとしている。これにより、柔軟性のないプログラムとなっていると指摘している。ライセンスのほかに買い上げ制度も存在するが、この制度自体の理解も不十分だとしている。

 なお、このレポートは毎年1回公表されている。今後も継続し、2008年初頭にも公表する予定としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://news.becta.org.uk/display.cfm?resID=28268&page=1658&catID=1633


( Gana Hiyoshi )
2007/01/15 14:16

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