米US-CERTは12日、Webブラウザ用のQuickTimeプラグインにクロスゾーンスクリプティングの脆弱性があり、外部のスクリプトからユーザーのローカルファイルが参照できるといった問題が発生すると警告した。
この問題は、Internet ExplorerやSafariなどのブラウザでQuickTimeプラグインを利用している場合に、悪意のあるQuickTimeファイルに埋め込まれた攻撃コードにより、ローカルファイルへのアクセスが可能となってしまうというもの。これにより、ローカルファイルの情報が読み出されてしまうといった危険性がある。脆弱性は、最新版のQuickTime 7.1.3にも存在するという。
現時点ではこの脆弱性に対する修正パッチなどは公表されておらず、US-CERTではInternet Explorerの場合については、QuickTimeのActiveXコントロールを無効にする、QuickTimeファイルの関連付けを無効にする、JavaScriptを無効にするといった回避策を紹介している。
関連情報
■URL
US-CERTによる脆弱性情報(英文)
http://www.kb.cert.org/vuls/id/304064
( 三柳英樹 )
2007/01/15 17:56
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