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東大病院、ファイル交換ソフトで医師のPCから患者150人分の病歴流出


 東京大学医学部附属病院は18日、医師が自宅で使用していたPCから、患者約150人分の個人情報がファイル交換ソフトを介して流出したことを明らかにした。

 流出したのは、医師が東大病院ほか3つの病院で診療を担当していた患者の個人情報。氏名や生年月日のほか、病状や治療経過、検査所見などをまとめた文書も含まれる。これらの個人情報は、医師が約10年前に作成していた。なお、流出した患者情報が不正使用された事実は、現在まで報告されていないとしている。

 今回の流出は、14日に匿名の電話で医師に対して「患者の病歴がネット上で閲覧可能な状態になっている」との指摘があり、翌15日に医師が東大病院に報告した。東大病院では患者の個人情報の持ち出しやファイル交換ソフトの使用を禁止していたが、「個人情報保護法施行前にバックアップしたファイルであることから、(当該医師は)個人情報管理に対する意識が希薄だった」と説明している。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.h.u-tokyo.ac.jp/news/news.php?newsid=175
  Winny流出事件2006
  http://internet.watch.impress.co.jp/static/index/2006/12/18/index.htm


( 増田 覚 )
2007/01/19 13:36

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