NRIセキュアテクノロジーズは18日、情報セキュリティに関する意識調査の結果を発表した。それによれば、半数近くの企業では、私物PCを会社内LANに接続することを禁止していないという。調査は、2006年11月17日から11月21日にかけて、全国のインターネット利用者を対象にWebアンケートで実施した。有効回答数は2,321人で、うち会社員は1,266人。
調査によれば、インターネットのトラブルに遭遇したことがないという回答は36.0%にとどまり、回答者の約3分の2は何らかのトラブルに遭遇していることがわかった。個人情報が漏洩したという回答は5.6%で、この数値は2004年の20%、2005年の12%と比べると、減少傾向にある。また、有料のインターネットサービスにおける情報漏洩については、64.6%が、「基本的な情報であっても絶対に漏洩はして欲しくない」と答えた。
私物のノートPC型について会社内LANへの接続状況を尋ねたところ、会社員の回答者の半数近い45.5%が、「私物のパソコンを会社のLANにつなげることを禁じていない」と回答。接続を禁じている場合でも、1.4%は「私物のPCをネットワークにつなげたことがある」としており、接続ルールの不備が伺える。
さらに、会社員の4割は、仕事を持ち帰って自宅のPCで作業をしていると回答。そのうち、30.6%は「自宅で仕事をすることを禁じられていないので、自宅で仕事をすることもある」と答えたが、「自宅で仕事をすることが禁じられているが、自宅で仕事をすることがある」という回答者も7.4%に上った。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nri-secure.co.jp/news/2007/0119_report.html
情報セキュリティに関するインターネット利用者意識(PDF)
http://www.nri-secure.co.jp/news/2007/pdf/vol3-1.pdf
( 増田 覚 )
2007/01/19 16:18
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