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Sophosが考えるフィッシング犯罪者のイメージ像
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英Sophosは17日、米国のAOL利用者を狙ったフィッシング詐欺サイトの作成者が、101年の禁固刑を言い渡されたと発表した。米国で迷惑メールを撲滅するために施行されたのCAN-SPAM法で、初めての判決となる。
有罪判決が下されたのは、米カリフォルニア州在住のJeffrey Goodin被告(45歳)。大手ISPの「Earthlink」のメールアカウントを収集し、AOLの決済ページを装うフィッシング詐欺サイトのURLを掲載したメールを数千件送信していた。同被告は窃取したカード情報を悪用し、総額100万ドルの商品を購入。電子通信詐欺、権限のないクレジットカードの保持、AOL商標の侵害などの罪に問われていた。
SophosのGraham Cluley上級技術コンサルタントは、「フィッシングで個人情報を盗む手口は増加の一途をたどる。この有罪判決は、同様のインターネット詐欺行為をもくろむ人に対して、犯罪を犯せば必ず逮捕され、代償として非常に厳しい刑罰が待っていることを認識させるものとなる」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.sophos.co.jp/pressoffice/news/articles/2007/01/goodin.html
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・ ブッシュ大統領が迷惑メール対策法「CAN-SPAM法」に署名(2003/12/17)
( 増田 覚 )
2007/01/19 19:14
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