NTTコムウェアは22日、ICタグを商品の製造工程で埋め込む「ソースタギング実証実験」を同日より開始すると発表した。日本百貨店協会と連携して、百貨店7社19店舗において婦人靴の流通の効率化を検証する。
実験は、経済産業省の「電子タグ活用による流通・物流の効率化実証実験」によるもの。NTTコムウェアと日本百貨店協会はすでに2004年度から婦人靴売場におけるICタグの実証実験に取り組み、2005年度には三越、阪急百貨店、高島屋の14店舗で実用化されている。しかし、流通過程の物流センターでタグの貼り付けを行なうため、人的コストの課題があったという。
このコストを削減するために、今年度の実証実験では、商品の製造工程であらかじめタグを埋め込む“ソースタギンング”の実用化を検証する。具体的には、靴箱の既存バーコードシールにタグを埋め込むことで実現するという。上記3社に加えて、新たに小田急百貨店、京王百貨店、東急百貨店、井筒屋の4社も参加して実験が行なわれる。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nttcom.co.jp/news/pr07012201.html
■関連記事
・ 高島屋、婦人靴売場の60,000足をICタグで管理(2005/09/28)
( 永沢 茂 )
2007/01/22 16:36
- ページの先頭へ-
|