米Websenseは2日(米国時間)、アメリカンフットボール、NFLの優勝決定戦「スーパーボウル」が開催されたスタジアム「Dolphin Stadium」の公式サイトに、悪意のあるコードが仕掛けられていたことを明らかにした。
仕掛けられていたのは、マイクロソフトが公開した「MS06-014」と「MS07-004」の脆弱性を悪用するコード。これらのセキュリティ修正プログラムを適用していないユーザーが同サイトにアクセスすると、仕掛けられたコードにより悪意のあるファイルがダウンロード・実行されてしまう状態だったという。
ダウンロードされるファイルは、キーロガーおよびバックドアの機能を持つトロイの木馬で、実行されると、攻撃者にコンピュータを乗っ取られる恐れがある。
【2月6日15時50分:追記】
なお、米SANS Instituteでは4日、Dolphin Stadiumの公式サイト以外にも、複数のサイトで同様のコードが仕掛けられていたと発表している。これらのうち、大半のサイトは安全性が確保されたが、一部では危険性が放置されたままになっているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.websense.com/securitylabs/alerts/alert.php?AlertID=733
SANS Institute(英文)
http://isc.sans.org/diary.html?storyid=2166
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( 増田 覚 )
2007/02/06 15:04
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