インターネットイニシアティブ(IIJ)は8日、2007年3月期第3四半期(2006年9月~12月)の連結決算を発表した。売上高は400億3100万円(前年同期比18.9%増)、営業利益は23億5,600万円(同63.1%増)、当期純利益は37億4,800万円(同20.4%増)。企業の情報ネットワーク関連投資の増加やインターネット利用の拡大などを背景に、前年同期比で増収増益となったとしている。
事業別の売上高は、インターネット接続および付加価値サービスが181億2,000万円(前年同期比4.3%増)、システムインテグレーションが203億4,700万円(同42.7%増)、機器販売が15億6,400万円(同23.4%減)となっている。システムインテグレーション事業については、ネットワークの設計、構築、コンサルテーションの一時売上高が増加したほか、ネットワークの運用・保守に関する継続的な売上が順調だったため、大幅増収となった。
インターネット接続および付加価値サービスの内訳は、専用線サービスの売上が80億600万円(前年同期比0.2%減)、ダイヤルアップ接続サービスが18億1,700万円(同10.4%減)、付加価値サービスが55億800万円(同22.5%増)、その他が27億8,900万円(同1.4%減)。
専用線は、継続的に売上増加基調に転じているが、関連会社だったアジア・インターネット・ホールディングの合併に伴うバックボーン相互接続の売上減少(4億6,800万円)の影響で、前年同期比0.2%減となった。
なお、インターネット接続サービスの契約数は、専用線が1万6,663回線(前年同期比2,939回線増)、ダイヤルアップが57万880回線(同7万6,584回線減)。契約総帯域は260.0Gbps(同74.5Gbps増)となっている。
関連情報
■URL
決算情報(PDF)
http://www.iij.ad.jp/ICSFiles/afieldfile/2007/02/08/5_0208.pdf
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( 増田 覚 )
2007/02/08 13:24
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