ネットエージェントは13日、P2Pファイル交換ソフト「Winny」のネットワークに偽のファイルキー情報を送信することで、Winnyネットワークに漏洩したファイルの拡散を防止する「Winnyファイル拡散防止サービス」を開始した。
ネットエージェントが開発した「Winnyファイル拡散防止システム」は、Winnyでファイルの検索・ダウンロードの際に用いられるファイルキー情報を利用し、偽のファイルキー情報を大量にネットワークに送信することで、ファイルのダウンロードを阻止するもの。偽のファイルキー情報は送信開始からおよそ3時間でWinnyネットワーク全体に広がり、ターゲットとなるファイルのダウンロード成功率は1/100~1/1,000に低下するとしている。
ネットエージェントでは、このシステムを利用したWinnyファイル拡散防止サービスを開始。拡散防止用にキーを配信する日数や価格などの詳細については、個別問い合わせとなっている。また、サービスの開始にあたり、あらかじめWinnyネットワーク上に流したファイルに拡散防止システムを稼動させる公開実験を開始。Winny上でこのファイルに対してダウンロードを試みることで、拡散防止システムの効果が確認できるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.onepointwall.jp/press/20070213.txt
Winnyファイル拡散防止サービス
http://forensic.netagent.co.jp/winny_kakusan.html
■関連記事
・ Winnyへの情報漏洩も早期であれば対処可能、ネットエージェント杉浦氏講演(2006/05/15)
( 三柳英樹 )
2007/02/13 13:44
- ページの先頭へ-
|