| Webデータベースサービスの米DabbleDBは22日、公共的性格を持つデータに限定して無料でDabbleDBのサービスを利用できる「Dabble Commons」を発表した。
 
 DabbleDBは、手元にあるスプレッドシートやデータベースのデータをアップロードし、高度なデータ操作を柔軟なインターフェイスで行なうことができる革新的なWebアプリケーションと見なされている。Webアプリケーションであるため、データは共有したり、ともに分析することができる。通常、Dabbleの利用料金は個人利用の月額10ドルから最大60人で利用できる企業向け価格の150ドルの料金で提供されている。
 
 今回発表されたDabble Commonsは、公開を前提とする公共的性格を持つデータに限ってこれらのサービスを無料で提供するというものだ。Dabble Commonsの利用用途としてはイベントのスケジュール、求人案内、公開データベースといったデータを公開する必要があるものや、人口統計、天気の測定データなど、すでに公開されているデータを分析する場合などが想定されるとしている。
 
 Dabble Commonsは無料で使用できるが、コンテンツはすべてクリエイティブコモンズライセンスのもとで公開される。作成されるすべてのデータベースのフロントページは公開され、データがサーチエンジンにインデックスされるように注意が払われる。Dabbleでは、Dabble Commonsの一例として米国国勢調査による住宅統計に関するデータベースを公開している。
 関連情報
 
 ■URL
 Dabble Commons(英文)
 http://dabbledb.com/commons/
 DabbleDB公式ブログの該当記事(英文)
 http://dabbledb.com/blog/?p=80/
 
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/02/26 12:04
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