金融庁は1日、偽造キャッシュカードやインターネットバンキングなどの犯罪による被害状況を公表した。2006年4月~12月の9カ月間で、インターネットバンキング犯罪による被害は55件発生し、平均被害額は125万円となっている。
今回公表されたのは、偽造キャッシュカード犯罪、盗難キャッシュカード犯罪、盗難通帳犯罪、インターネットバンキング犯罪に関する被害状況。これらの犯罪による、預金等の不正払い戻しなどの被害について、各金融機関からの報告を基に被害発生状況と金融機関による補償状況をまとめた。
2006年4月~12月のインターネットバンキング犯罪の被害発生件数は55件で、平均被害額は125万円。2005年度(2005年4月~2006年3月)は被害発生件数が49件、平均被害額が214万円だったため、件数は増加したが平均被害額は減少している。これまでに処理が決定している被害については、件数ベースで51.3%を金融機関が補償している。
このほか、2006年4月~12月の偽造キャッシュカード犯罪による被害発生件数は357件、平均被害額は97万円。盗難キャッシュカード犯罪による被害発生件数は5,235件で、平均被害額は45万円。盗難通帳犯罪による被害発生件数は185件で、平均被害額は99万円となっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.fsa.go.jp/news/18/ginkou/20070301-1.html
( 三柳英樹 )
2007/03/02 10:50
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