トレンドマイクロは5日、同社のウイルスパターンファイル「4.307.00~4.313.00」において誤警告が発生することを確認したとして、同日夜、この問題を修正したパターンファイル「4.315.00」を緊急公開した。
問題のあったパターンファイルは、3月2日から5日にかけて公開されていた。まず、ウイルスパターンファイル「4.307.00~4.313.00」において、デルのIntel 8255Xネットワークドライバのセットアップファイルが「TROJ_GENERIC.ADV」として検出された。さらに、パターンファイル「4.311.00~4.313.00」おいては、Adobe Flash Player 9.0のインストーラとInternet Explorer 7.0(IE7)英語版のインストーラが「TROJ_Generic」として検出された。なお、IE7のインストーラについては、日本語版には影響はなかったという。
なお、トレンドマイクロではこのほかにも、2月28日に公開したウイルスパターンファイルにおいて、オリンパスのマルチメディアデータ管理ソフト「m:trip」と、ソニーマーケティングの指紋認証用ソフト「ポケットビット USM128F」を誤警告する問題が発生していた。
関連情報
■URL
ウイルスパターンファイル 4.307.00~4.313.00における誤警告情報
http://www.trendmicro.co.jp/support/news.asp?id=925
ウイルスパターンファイル 4.301.00における誤警告情報
http://www.trendmicro.co.jp/support/news.asp?id=923
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・ トレンドマイクロ、23日公開のパターンファイルにウイルス誤検出の問題(2006/05/24)
( 永沢 茂 )
2007/03/06 17:38
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