トレンドマイクロは、Windows Vistaに対応したセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター2007 トレンド フレックス セキュリティ」(以下、ウイルスバスター2007)のビジネス5ユーザパックを発売する。同社オンラインショップで8日に先行ダウンロード販売を開始したほか、16日にはパッケージ版も発売する。主に、SOHOおよび小規模企業における利用を想定している。
ウイルスバスター2007 ビジネス5ユーザパックは、個人向け製品と機能は同等。ライセンスルールは、個人向けが1シリアルにつき3ライセンスまで利用可能だが、ビジネス向けは1シリアルにつき1ライセンスとなっており、同製品には5シリアル付属する。価格はオープンプライスで、店頭価格はパッケージ版が12,800円、ダウンロード版が12,600円。対応OSはWindows Vista/XP/2000。ただし、Windows VistaのEnterpriseエディションについては、サポートしていない。
ウイルスバスター2007では、スパイウェア対策ソフト「スパイバスター2006」の機能を統合し、rootkit検出・削除するほか、約150カ所のシステム領域を常時監視し、不正プログラムの挙動を監視・検出する不審ソフトウェア警戒システムなどの機能を備える。また、ウイルスバスター2007では対応できないインターネット上の脅威が新たに発生した場合については、脅威に対応するモジュールをWeb経由で無料配信する。
トレンドマイクロが2006年9月に実施した調査結果によると、従業員10人未満の企業におけるクライアントセキュリティ対策製品の導入率は41.1%だったという。さらに、従業員10人未満の企業では、各個人がセキュリティ対策を実施するケースが、大企業の約4倍にも上るなど、SOHOおよび小規模企業では個人向けセキュリティ対策製品のニーズが高いとしている。同社は、「専門知識が不要で、容易に設定可能なウイルスバスター2007のビジネス5ユーザーパックを提供することで、SOHOや小規模企業のセキュリティ対策強化の促進を図りたい」としている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2007/news070308.htm
トレンドマイクロ・オンラインショップ
http://shop.trendmicro.co.jp
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( 増田 覚 )
2007/03/08 13:42
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