米McAfeeは13日、ポルノ会社を装う巧妙なフィッシングメールの手口が発見されたとして紹介した。
今回発見されたフィッシングメールでは、ポルノ会社を装い、アダルトサイトの有料アカウント手続きが完了したと伝えるもの。メールには、会員番号のほかユーザー名やパスワード、アダルトサイトへのURLが記載。本文では、お試し期間として5日間で9.95ドルの購読料を請求し、その後は30日毎に39.95ドルを自動請求するとしている。
McAfeeによれば、メールには実在するアダルトサイトのURLが記載されているが、これをクリックするとアジアでホスティングされているフィッシングサイト(現在は閉鎖済み)にアクセスするようになっていたという。購読料を請求する会社については、実在する企業名が記されていたとしている。
McAfeeでは、アダルトサイトのアカウントを取得したと思わせて架空請求する手口に加え、会員登録をキャンセルする前にそのアダルトサイトにアクセスさせようとする手口が、被害者をフィッシングサイトに引き寄せると解説。被害者がアカウント手続きのキャンセルを試みたり、もしくは本当にポルノ写真を熟読しようとした場合でも、請求情報を確認するように誘導すると指摘している。
関連情報
■URL
McAfee Avert Labs Blog(英文)
http://www.avertlabs.com/research/blog/?p=220
( 増田 覚 )
2007/03/15 11:21
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