ウェブセンスは23日、同社のセキュリティ情報分析機関であるWebsense Security Labsが、P2P電話ソフト「Skype」を介して拡散するワーム「Warezov/Stration」の新亜種を確認したと発表した。Skypeのネットワークを介して拡散中だとしており、注意を呼びかけている。
ウェブセンスによると、「Check up this」というメッセージを受信したユーザーがそのメッセージに含まれるリンクをクリックすると、あるサイトにリダイレクト。そこにホスティングしてある「file_01.exe」というファイルの実行を促され、これを実行してしまうと、別の複数のファイルがダウンロードされて実行される。その結果、ユーザーのコンタクトリスト内のすべての宛先に、Skypeを介してこのURLが送信されるとしている。ただし、Skype内に脆弱性があるわけではないという。
なお、ウェブセンスでは今回のワームについて、F-Secureが公式ブログにおいて2月27日付で報告したものと同じバージョンのように見えるが、URLとコードのバージョンが新しくなっていると説明している。
関連情報
■URL
Websense Security Labsのセキュリティアラート(英文)
http://www.websense.com/securitylabs/alerts/alert.php?AlertID=757
F-Secure公式ブログの該当記事(英文)
http://www.f-secure.com/weblog/archives/archive-022007.html#00001126
■関連記事
・ Skypeで感染するのはワームではなかった、Websenseが追加調査結果(2006/12/21)
( 永沢 茂 )
2007/03/23 18:47
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