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総務省、重要無線通信の伝搬路を示したマップをWebで公開へ


電波伝搬障害防止区域図の閲覧画面のイメージ
 総務省は28日、「電波伝搬障害防止区域図縦覧システム」を4月2日からWebで公開すると発表した。

 電波伝搬障害防止区域とは、重要無線通信の伝搬路について、高層ビルの建設などによって通信が遮断されることを回避するために、総務大臣が指定するもの。具体的には、電気通信業務や放送業務、気象業務、鉄道の運行業務、人命・財産の保護や治安の維持などを目的として、890MHz以上の周波数で特定の固定地点間の無線通信を行なうものが対象となる。

 高さが31メートルを超えるビルなどを電波伝搬障害防止区域に建設する場合は、総務大臣に届出なくてはならない。従来、電波伝搬障害防止区域図は総務省および関係地方公共団体などの事務所に備え付けられていたが、これに加えてWebでの閲覧が可能になったことで、建築関係者の業務の効率化や利便性が向上するとしている。

 なお、電波伝搬障害防止区域図縦覧システムの利用は無料だが、GPKI(政府認証基盤)による認証を行なうため、電子証明書が必要になる。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070328_1.html


( 永沢 茂 )
2007/03/28 18:05

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